FC2ブログ

犬と少女と怪獣



 街の郊外に二体の怪獣が出現した。怪獣達は互いの姿を見つけると、敵意をむき出し戦い始める。激しい地響きが起こり、怪獣達は周囲の人工物をなぎ倒しながら暴れている。そんな戦場のような場所に泣いている少女がいた。
「そんな所にいたら危ないわよ! 早く逃げなさい!」
「で、でも、あの怪獣が私が飼っていた犬を食べちゃったの (つД`)」
「な、なんですって (゚Д゚;)!?」

Astro(1).jpg

「怪獣は二体。このまま共倒れを待った方が……でも……」
(ふん。あんな怪獣、二体でもどうということも無いな。すぐに行くぞ)
 躊躇う彼女の脳裏で声が響いた。彼女と身体を「共有」している存在の声だった。
「でも、あなたが……」
(構わない。それより、まだ間に合うかも知れないからな)
「分かったわ……お願い! ソフィア!」
 彼女は自分の中の存在を解き放った。全身から溢れた光が空に向かって伸びてゆく。その光は天に聳えるほどの巨大な人影に姿を変え始めた。

Astro(2).jpg

(はっ!)
 光の中から現れた巨人――ソフィアは二体の怪獣めがけ、身体ごとぶつけるように飛びかかった。第三の巨大な存在に気づき、驚いたように動きを止める二体の怪獣。その怪獣の胸、開いた花の様な器官にウルトラレディのエルボーが直撃した。衝撃を受け止め切れず仰向けによろめく怪獣。もう一体の怪獣は、その怪獣に突き飛ばされるように勢いよく地面に倒れ込んだ。

Astro(3).jpg

 ウルトラレディは怪獣に立ち直る隙を与えず、花のように見える怪獣の胸の部分に拳を打ち込んだ。二発、三発とパンチを受けた怪獣が苦しげに身をよじる。苦痛に耐えられなくなったのか、胸の中央部分がカメラレンズの絞りの様に丸く開いた。

Astro(4).jpg

(よし! 今だ)
 ソフィアは躊躇わず開いた「口」の中に右腕を突っ込んだ。腕を押し戻そうとするゴムのような弾力に逆らい、そのまま腕を肘まで、そして更に奥へと押し込んでゆく。怪獣は酷く苦しいのか激しく身悶えし、ソフィアを押し返そうとする。だが彼女は慎重に怪獣の体内を探ると、素早く腕を引き抜いた。

Astro(5).jpg

 腕を引き抜かれると、怪獣は支えを失ったかのように仰向けに倒れた。地面に倒れ込んだまま、苦しそうに身体を痙攣させている。それを確認すると、ソフィアは地面にかがみ込み、両手をそっと下ろした。

Astro(6).jpg

 地面に近づけたウルトラレディの両手が静かに開かれると、その中から一頭の犬が勢いよく駆けだしてきた。激しく身震いすると、慌てたように周囲の様子をうかがう。すぐにその犬は目的地を見つけ出したように、勢いよく走り出した。

Astro(7).jpg

 犬の駆けて行く先、そこにはこちらも犬に負けぬ勢いで走り寄ってくる少女の姿があった。飛びついて激しく尻尾を振る犬を少女は固く抱きしめた。むしゃぶりついてくる犬の全身を撫でながら、遙か頭上の巨人を仰ぎ見る。
「ありがとう、ウルトラレディ! ……あ、危ない!」
 少女の視線の先、ウルトラレディの肩の向こうには倒れたはずの怪獣の姿があった。怪獣はかがみ込んだままのウルトラレディの背後に向かって、みるみる近づいてくる……
「えーんえーん、オイルドリンカーが、オイルドリンカーが怪獣に食べられちゃったよお (ToT)」
「な、なんですって! あの怪獣は超獣のオイルドリンカーを食べてしまったというの Σ(゚д゚;) 」
「違うよう、オイルドリンカーは私が飼っている犬の名前だよう。えーんえーん、私のオイルドリンカー。゚(゚´Д`゚)゚。 」
「 (゜-゜) 」

今回は、えーと、わんわんシチュです。わんわんは可愛いですよね ( ´∀`) このワンちゃんはPoserのソフトに付属している基本フィギュアの一つなのですが、なかなかそれっぽくて良いと思います。

……で、それ以外がさっぱりでした (゜-゜;)

私は最後から二枚目の画を作ってみたくて作業を始めたのですが、いうまでもなくこの画一枚だけでは何が何だか分かりません。で、その前後のシーンを作り、更にそのシーンを説明する画を作る為に状況を遡ってゆく、という手順で画を作っていたのですが……

どういうわけか最後の三枚以外はどうしても納得のゆく結果が得られず、ひどくイライラ (; ゚皿゚) させられてしまいました。どうしてもコレジャナイ感が払拭できないという事があるのですが、今回がまさにそうでありました(そうじゃない時はあんまりありませんが……)。

じゃあ、途中で作るのを中止すればいいじゃない (゚Д゚)? というのは全く正しいのですが、それではせっかく作った三枚のわんわんシーンが無駄になってしまいます。それも嫌だ。でも画が出来ない、でもわんわんシーンの為にシーンを増やさねば……という不毛なスパイラルの果てに無駄に画の数が増え、ますますクォリティが下がってゆくという更なる負のスパイラル (ToT) 

結局、わんわんシーンを使いたいが為に、5枚の画のクォリティは無視することにしました。皆様もワンちゃんだけご覧ください。わんわん可愛いよ、わんわん (・∀・)。

……ううーん、なんだか根本的に画の作り方が間違っているような気も致します。でも、そもそも「正しい画の作り方」というのがなんなのか、それ自体が分かっていない現状であります。嗚呼
スポンサーサイト
[PR]

[PR]

コメントの投稿

非公開コメント

大好きなシチュ

どストライクです。
食われた犬は助かるわ、少女は泣き止むわ。
でもっ、ソフィア隊長はヤラれちゃうんですよね。( ;∀;)

もっ1回言います・・・。

ソフィア隊長はヤラれちゃうんですよね! (゚∀゚) デスヨネ

姐さんカッコイイッ!

ソフィアの人間体は以前顔だけ見た気がしますが、人間体での活躍シーンってはじめてですよね。なんだかイメージピッタリなキャラになっていて嬉しいです。人間体のソフィア子さん(仮名)とソフィアが会話出来るというのも二人の共存そのものにドラマ性があっていいですね。

そしてラストの画がもう悪い予感しかしないです。(*゚∀゚)=3
まさか次回はソフィアがわんわんにされちゃう流れなんでしょうかねぇ。(ゲス顔)

ご感想を頂き、ありがとうございます

>なかカジ 様

ご感想を頂き、ありがとうございます。

ウルトラマンが人間を掌で掴んで持ち上げ、地上に降ろしてあげるシチュエーションって、シリーズを通して良くあるような気がします。あのシチュはウルトラマンの優しさと、加えてウルトラマンの巨大さが見る側に伝わってくるようで好きなシチュなのです(*゚ー゚*) 今回は犬ですが……

この次の展開はご想像の通り、(・∀・)ムフ な展開になる、予定だったのですが……うーん、上記の通り今回の画はなんだか出来に納得が行きません。正直な所、このまま続けても (・∀・)ムフ にならないような気がするのです。どうしましょうか……ちょっと悩み中です (´⌒`。)

>マキシモ 様

ご感想を頂き、ありがとうございます。

ソフィア人間体は以前一度だけ登場した(しかも半透明でした)女性を、そのまま使用しております。いつもの如く設定を深く考えていないので、名前も不明のままだったり致します。ソフィア子さんでいいかなぁ…… (゜-゜)。それとソフィアが別の姿でベッドで寝ていたことがあったような気もしますが、気にしないでください。オルタナファクトという奴です。ハイ。

わんわんシチュの次はわんわんポーズ (・∀・) いいっスね! ……ただ、上述の通り、今回は(今回も……)思ったような画が出来ずにおります。わんわんシチュだけで満足するしかないかなぁ、とも思っております (;´д`)

いやいやいや、2枚目の巨大化変身シーンはカッコ好いですよ!

最後の画と2枚目が好きなのです。私もわんこ飼っていましたのでソフィアが変身する気持ちがわかります(^_^)
オイルドリンカーが飼い主に抱きついて、そのまま押し倒しそうなところも何故か良くわかりますw

クォリティー上がってる気がしますし、キャプションもストーリーも面白いしギャグもいい塩梅だと思いますよぉー (゜-゜;)

どっちかというと、レオ?

オイル飲みじゃなく、シルバーブルーメから引っ張り出されるマッキー2号を思い出したり☆ しかし犬でかいなw

No title

実はこの少女が黒幕だったり?

ご感想を頂き、ありがとうございます

>suha 様

ご感想を頂き、ありがとうございます。

きっとソフィアかソフィア子さんは犬派なんでしょう。思うにアストロモンスさんも犬派だと思うんですよね。だから食べちゃったけど、消化するに忍びなかったのですよ、きっと ( ´∀`)

私も大型犬とかぎゅーってしてみたいのですが……私、犬は好きなんですけど怖いんですよね (゚Д゚;) ああ、ワンちゃん。もふもふしたいのに……

>kuro 様

ご感想を頂き、ありがとうございます。

確かに、私もあのシーンの方に近いなぁと思いました ( ´∀`) ただ、今回は一応タロウ第一話の「わんちゃん救済ルート」のつもりで作成してみました。

犬の大きさは……ほら、オイルドリンカーちゃんは大型犬なんですよ。ソフィアの手の大きさと比較すると人間との比率がおかしく見えますが、それは、そのー、この現象は量子物理学と深い関わり合いがあるので、専門的な説明は割愛しようと思います (゚Д゚;)

>TK 様

コメントを頂き、ありがとうございます。

いやいや、犬が好きな人に悪い人はいないと申しますので、きっとこの少女もいい人ですよ (・∀・) ……ヒトラーも犬を飼っていましたけど、それは忘れることにしようと思います。

できれば・・・

このクオリティで最後の3枚以外は納得いかずですか!?
私から言わせればファイトシーンもナイスストロングです!
チグリスフラワーへのパンチラッシュや、穴へのズボォパンチはお見事だと思いますよ!

でも・・・
でも・・・・・
このアストロモンスとの闘いはぜひともユリアで見てみたかった・・・

わがままを言わせてもらえれば、どうにか・・・
どうにか、この戦いのユリア変換はできないでしょうか!?(泣)

>臭花 様

ご感想を頂き、ありがとうございます。

今回はわんわん以外の部分がなにか、こう、違う感じがするのです (・_・;)。言葉で説明するのが難しいのですが、なんとなーく納得が出来ないのです (´・ω・`)

ううーん、アストロモンスはタロウ第一話に登場する怪獣で、ユリアはモデルが(一応)タロウなので、確かにユリアの方が良かったかも知れませんが……正直な所、納得の行かぬシーンをまた作り直すというのは私の神経が持ちそうにありません (;´д`)

もしかしたらアストロモンスシチュに再度挑戦することがあるかも知れませんので、それまでお待ちください m(__)m

No title

久しぶりのソフィア姐さん。
カラータイマーの描写か。綺麗! 初代ウルトラマンCtypeを彷彿とさせますね。 とってもセクシー! 特にアップの5枚目が素晴らしい。
このクオリティを【赤点滅】でも是非!

No title

ソフィア隊長の人間態って、成り行きで命を共有することになった普通の民間人で、地球防衛関係の人ではないと思っています。
初出でいきなり秘所をさらけ出すわ、病弱感が漂うわ、とヘタレキャラのイメージが私の中にはありました。
ついでに私は、ヒーローが子犬1匹のために怪獣と戦うというようなストーリは、そうすれば子供が喜ぶだろう、という製作者の浅はかな受け狙いによるもので、現実味を欠いた駄作にしかなりえないのだ、と思っておりました。
しかし、それらは完全に私の見当違いだったようです。今回の作品を見てそのことに気付かされました。

今回の作品は、CGもストーリもコンパクトにまとまっていて、すごい傑作だと思います。
子犬1匹のためでもまじめに徹底して取り組めばそれなりに説得力が備わるものだということが分かりました。
何より、2枚目の変身シーンが格好いいですね!
ただ、ここで平服を着ているということは彼女はやっぱり民間人で、周囲の状況から考えるに工事作業員とかゼネコンの社員とかじゃないかなあ、と思いました。
犬を連れた女の子は、夏休みを利用してお父さんのいる社員寮に遊びに来ていた、とか。

ご感想を頂き、ありがとうございます

>e 様

ご感想を頂き、ありがとうございます。

カラータイマーは現在、実はPhotoshopで合成をしております。ただ、この方法だとカメラと被写体の距離感が表現しにくい所があるので、方法の変更が必要かもしれない、と考えております。また、タイマーの表現がだいぶ変わっちゃう時が来るかも知れないです m(__)m

>aosa 様

ご感想を頂き、ありがとうございます。

ヒーロー(ヒロイン)が動物一匹の為にも身体を張る、というのは子供だましかどうかはともかく、ヒーロー(ヒロイン)の立ち位置を分かり易く表現できるという利点があるように思います……要するに、なんともうしますか色々と「単純で分かり易い」ですよね ( ´∀`;)

怪獣の至近距離でのんびりお話しているソフィア人間体と犬を飼っている少女は何者であるか (゚Д゚)? えー、色々考えられますが、ウルトラ世界の住人は一般人や子供であっても、時に怪獣と五分に渡り合うような事がしばしばあります。ので、この二人も、きっと普通のOLとJKなのでしょう。ウルトラ世界では良くあることです。ハイ。
検索フォーム
アクセスカウンター
プロフィール

NANASI

Author:NANASI
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR