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地中の脅威

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 怪獣アントラーと戦うウルトラレディ・ユリア。掴みかかろうと突進する怪獣にキックを浴びせて応戦するウルトラレディだが、強靭な装甲に阻まれ有効な打撃が与えられずにいた……
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『これでも喰らえー!』
 ユリアは背後に飛び退ると、右手にエネルギーを集中した。右掌の上に出現した円環が高速で回転を始める。ウルトラレディは大きく振りかぶった右腕を勢い良く振りぬき、回転する高エネルギーの光輪を怪獣に投げつけた。

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 ウルトラレディの放った光輪がアントラーを直撃するかに見えた瞬間、怪獣の巨体が一気に10メートルも地面に沈み込んだ。怪獣の足元にはいつの間にか、すり鉢状の巨大な穴が開いていた。穴は周囲に放置してあった重機などを巻き込みながら直径と深さを増してゆく。濛々と舞い上がる土煙に巨体を隠しながら、アントラーは地中へと姿を消してしまった。

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(ど、どこ……。何処に行ったの?)
 土煙が晴れた時、既にアントラーの姿は何処にも見えなかった。地面の振動が怪獣がまだ周辺にいることを物語っている。ウルトラレディは油断なく身構えたまま、周囲の気配を伺った。怪獣の起こす振動がゆっくりと近づいてくる……

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『うわあっ!』
 突然、ウルトラレディの足元がずるりと滑った。足元の地面が勢い良く陥没し、地中に落ち込んでゆく。ユリアは崩れてゆく地面に足を取られ、仰向けに倒れこんだ。穴の中心から大顎を開いたアントラーの頭部が飛び出すと、体勢を崩したユリアに飛びかかる。

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「な、なんだこりゃぁっ! た、助けてくれー!!」
(あれは!!)
 空中に飛び上がって穴から逃れようとしたウルトラレディの耳に、か細い人間の悲鳴が飛び込んできた。視線の先では放置されていたと思っていた重機が、アントラーの開けた穴の斜面を滑り落ちてゆく。ウルトラレディの感覚は、その中に人間の存在を感じ取っていた。

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 重機はタイヤを虚しく回転させながら、怪獣の巣へと滑り落ちてゆく。ユリアは飛びかかってくるアントラーの顔面を蹴りつけると、穴の中へ飛び込んだ。重機を両手でキャッチすると空中に持ち上げる。
(よいしょっ)
 10トンを超える大型重機も、ウルトラレディのパワーをもってすれば大きめの玩具のようなものだ。ユリアは重機を揺らさないように気をつけながら穴の外へ腕を伸ばすと、ゆっくりと硬い地面の上に重機を下ろす。だが、そんなウルトラレディの背後に、体勢を立て直したアントラーが迫っていた……

ううーん、今回はピンチシーンがありません。
たまにはピンチシーンに至るまでの経過を真面目に表現してみようかと思ったのですが、そのせいでこんなザマになってしまいました…(;´Д`)ウウッ…

しかもストーリーの構成能力がないせいで、7枚も画を作るはめに。正直な所、いまいちパッとしない出来だという気も致します。やはりピンチシーンじゃないと、モチベーションが得られないのです……じゃあ、モチベーションが得られるピンチシーンなら、良い画が作れるのか (゚Д゚)?、ですって?


……
………
いやぁ、最近は随分と涼しくなりましたね! 夜なんか凄く涼しくて、過ごしやすくなりました。暑さ寒さも彼岸まで、とは昔の人は自然の変化をよく見ていたんだなぁ、なんて感心してしまいます ( ´∀`;)

という訳で毎年恒例の「ボツ画発表会 In 2013」を開催させて頂こうと思います。ワーワーパチパチ

今年のボツ画はこれです。

VsAntler(botu).jpg

7枚目とおんなじじゃねーか(# ゚皿゚) ですって? ちがいますよー。カメラアングルが違うんですよー。それしか違いませんけど (゚Д゚;)

正直な所、7枚目とボツ画、どっちの構図のほうが良いのかさっぱり解らないのです。どっちも駄目 (゚Д゚)、というのは妥当な評価ですが、2つを比べてどっちがマシかという判断が私にはどうにも付けられないのです。最終的に光の当たり方がなんとなく気に入らない、という理由でボツにしたのですが……

たまにPixivを見ていると、デザイン学校か何かの広告だと思うのですが、2つの絵を並べて「AとB、どちらが良いですか(・∀・)ニヤニヤ」みたいな広告が表示されることがあります。私アレ、本当にどっちが良いのか判断出来ずに冷や汗が出ます。こういうのは感性の問題なので、どうしようもないのかもしれません (´Д⊂ヽ
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No title

構図の件ですが、私はNANASIさんの判断に賛成です。
私も自分の絵なら、「ボツ絵」ではなく「NANASIさんの採用絵」を使います。

その理由は、

(1)「採用絵」では、ユリアがアントラーに被っていないので、アントラーの状況が画面で見て取れる。(ユリアのほうを向いて怒ってますね・・・^^)

(2)「採用絵」では、穴の縁を底辺、ユリアの頭とアントラーの頭を頂点とした全体として横長の三角形の構図になっており、安定感がある。絵や写真っていうのは、三角形の形に物体を配置するのが構図の基本と言われてます。(マジで)
ボツ絵では、(絵自体は横長なのに)この三角形が縦長で、構図に安定感が無い。 (これを逆手にとって、三角形の構図を故意に崩して不安定感を出すことで、速い動きや躍動感を表す技法もありますが・・・。今回はスピード感は重要じゃないですもんね。)

(3)「採用絵」では、ユリアが重機の乗員を慮ってる表情がよく見て取れる。

・・・ってとこでしょうか。

>にゃん 様

コメントをいただき有り難うございます。

ご丁寧な分析まで頂き、本当に有難うございます m(_ _)m

三角形に物体を配置すると安定するんですか……ふーむ、こっちが頂点であっちがあると……( ゚д゚)ハッ! た、たしかに仰るとおりです! 三角形になっているとバランスの良い構図になりますね。これが基本だったのですか……これまでその基本を知らなかった私です(;´д`)トホホ…

そして改めて見ると、今回の画7枚のうち、三角形の構図になっているのは7枚目と(辛うじて)5枚目だけですね。あとの5枚は…(;´Д`)ウウッ…

ともあれ、とても勉強になりました! これからは三角形の構図を意識しながら画を作成してみようと思います (・∀・)ノ

No title

カメラアングルは大事です!

オッサン逃げてぇ~!(@o@;)

そもそもそんなところで何をしてるんだ。でもユリアに持ち上げて貰えるのなら命がけで居残る価値はあるのかもしれないですね。しかもこの至近距離で微笑んでもらえるなんて・・・このままユリアに食べられたとしても本望でしょう。(´ー`* )

アントラー久しぶりですねー。しかも改めて造型が素晴らしいフィギュアですねコレ。こういう純粋なバトルシチュもなかなか燃えます。2枚目なんて超絶カッコイイですよ!この光輪どうやって描いてるんだろう・・・。(・_・;) 次回はやっぱりこの大きな顎でカジカジされちゃうのかしらん。アントラーってエロシチュへの発展は難しい怪獣だと思うのですが、前回のヴィラ星人のミラクルを見た直後ですからね・・・。NANASIワールドは油断できません。(゚ー゚;Aアセアセ

アングルに関しては理論的なことはサッパリわかりませんが、私も7枚目で良かったと思います。(*´▽`*)

No title

砂場、玩具、そして遊んでると顔を出してくる虫…おっさん心にノスタルジーがw
せっかくの砂地獄シチュなので、俯瞰の構図も混ぜてみてはいかがでしょうか

こいつ磁力怪獣なんですが

登場回で、ヒーローが引き寄せられる描写があるのです。
引力なら兎も角、何で生身の宇宙人が磁力に捕まる…? 当時から謎です。
でもそんなこと気にしないから、ユリちゃんには派手に捕まって欲しいな〜♬
その柔らか固そうな筋肉ボディを大顎がギリギリと締め上げ、最後には皮膚を破って食い込み…あいてててて、却下w
素人考えですが、そういう密着シーンって難しいのでしょうね〜見たいけど〜w

コメントをいただき有り難うございます

>CANDY 様

コメントをいただき有り難うございます。

ご指摘の通り、カメラアングルは大事です。ライティングも大事です。マテリアル設定も大事です。ポージングも大事です。シーンの構成も大事です……なんだかやっていく自信がなくなってきました (´Д⊂ヽ

>マキシモ 様

ご感想をいただき、ありがとうございます。

おっさんはきっと車の中に隠れてやり過ごそうとしていたのでしょう……殺人鬼から逃れるために雪山の山荘の自分の部屋に篭もろうとしたおっさん級の死亡フラグですが。

アントラーは確かに特徴的な大顎といい甲殻に覆われた身体といい、男の子のアンテナをビンビンと刺激する怪獣ですね(多分)。ご指摘の通り、大きな男の子のアンテナを刺激する要素が少ないのが難点ですが(・∀・)フヒヒ ただ当ブログは基本的にヒロピンを追求したいと考えておりますので、触手とか股間とか陵辱とか、そういうのは基本的に無しで行こうと考えておりますキリッ

>MFJ 様

ご感想をいただき、ありがとうございます。

私アリジゴクという昆虫を見たことがないのです。たしか落ちてきた蟻に砂をかけて穴の底に落っことすとか言う器用な虫らしいのですが……一度実物を見てみたい気もするなぁなどと言っていたら、いつの間にか虫全般が大嫌いなおっさんになってしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。

今回の砂地獄はVueのブーリアン演算機能で作成しました。で、既になんとなーくお気づきかとは思うのですが、砂地獄の縁の部分が異様にくっきりとしてしまいました。俯瞰のアングルにすると、この「くっきり」感がはっきりと映ってしまい、甚だ不自然になってしまうのです。この縁の部分の誤魔化し方が分かれば、もう少し応用が利くような気もするのですが……

>kuro 様

ご感想をいただき、ありがとうございます。

磁力怪獣……(;・∀・)ハッ? そういえばそんな設定があることを完全に失念しておりました。改めて考えてみると、磁力光線はアントラーの重要な見せ場(?)の一つでした! うーん、こんなに近くに接近している状態で磁力光線てのも間が抜けているので、今回は磁力光線シチュは見送ろうと思います。失敗でした……

ウルトラマンが磁力光線で引っ張られるのは……えーと、ウルトラマンは身体が銀色なので、きっと皮膚とかに金属が含まれているんですよ、きっと(・∀・)ノ あるいはアントラーの磁力光線は「X-メン」のマグニートー並に応用が効くとか。

また、アントラーは大顎が前に突き出ているので密着したポーズが少し作りにくい感じが致します。いや、大顎が当たっていれば密着する必要ないだろ (゚Д゚)?、というご意見もありましょうが、フヒヒ、それはそれ、ウヒヒ、なんか怪獣とヒロインが密着してないとなんとなくエロ……緊迫感が出ないではありませんか ヽ(´ー`;)ノ

No title

すみません。私はボツ絵の方がすばらしいと思いました。
にゃん様のコメントを見て恐れ多くなってしまいましたが・・・
どうしてそう思ったかだけ説明いたします。

まず、7枚目の絵を見て思ったのは、どうしてユリアはアントラーを見ていないのだろう、ということです。
迂闊なエリアスならともかく、ユリアはこういうことをしないキャラだ、と思っていましたから。

そして、その後に続く文章にはこうあります。
「ユリアは飛びかかってくるアントラーの顔面を蹴りつけると、穴の中へ飛び込んだ。」
そうか、さすがユリアじゃん、しっかりしているなあ~、って思いました。
アントラーの大あごが水平方向にあるのは、持ち上げられないくらいへばっている。
そういう絵だ、と思っちゃったんですよ。

その後でNANASI様自身、「今回はピンチシーンがありません」と断られているし・・・

ところが、ボツ絵を見ると、意外とシャンとしているように見える。
赤く光る目玉が、何を考えているのか分からない昆虫の目ですね!
これを見て強く思いました。
ユリアの攻撃は全然効いてないんじゃないか、って!

私の心の中で、ユリアの余裕のポーズが、一気に、油断のポーズに変わってしまいました。

ついでに、この構図の遠近感の乏しさ。
これが逆に、不安を掻き立ててくれたような気がします。
顔の半分だけが見えている、というのも何か怖いです。


最後に、ユリアのポーズですが、身体を丸くしているのが見えるこの角度がうれしいです。
緊張感を解いた柔和な姿を見せてくれたなあ、って。
ユリアの人助けシーンも今回が初めてじゃないですか?

No title

ボツ画のアントラーさんが、記念撮影に入り込んだクラスメイトに見えて・・・・
アントラーさんがカワイク見えます。

ご感想をいただき、ありがとうございます

>aosa 様

ご感想をいただき、ありがとうございます。

カメラアングルが変わっただけで、画の印象というか解釈がだいぶずれてしまうので、ストーリーの表現が難しいですね (^_^;A) ……というか、多分私の画の表現の力が乏しいせいなのだと思いますが (;´Д`)。

いっその事、7枚目とボツ画を両方並べて説明文でシーンの説明をするという手もあるのですが、それだと画の数が意味もなく多くなってしまい、うざったい印象になりますし……ううーん、難しいです。

>ヒンデンブルグ三世号 様

コメントをいただき有り難うございます。

7枚目とボツ画はどちらもアントラーの位置がちょっと変ですね (^_^;)。画面の下からちょこんと頭だけを出しているようで、迫力に欠けます……(^_^;)

そういえばクラスメイトの記念撮影といえば、私の中学時代……やめます。酷いトラウマが蘇りそうになりました…(;´Д`)ウウッ…
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