FC2ブログ

キングジョー(2)

VskingJoe(4)

 仰向けに転がしたウルトラレディの左脚を、キングジョーの両腕ががっちりと捕らえた。機械の力で駆動するロボットの両腕が、しなやかな筋肉のついた脚を捻るように引き上げてゆく。
 機械の腕が脚を持ち上げる度に、銀色の皮膚に覆われた両脚の付け根がメキメキと音を立てる。身体を中心から引き裂かれる苦痛にエリアスは呻き声を上げ、キングジョーを必死に押し戻そうと腕に力を込めたが、のしかかる金属の巨人は微動だにしない。

VSkingJoePart2(5)

「くそっ! パワーが違い過ぎるんだ! あれじゃ、ウルトラレディがバラバラにされちまう!」
 風防から見下ろした光景に、パイロットが叫ぶ。息を飲んで見守る人間たちにも、既に勝負の行方は明らかだった。機械の巨人は必死に抵抗を続けるウルトラレディの腕を完全に無視し、黙々と彼女の片足を捻りあげて続けている。銀色の巨人の脚は今にもねじ切られてしまいそうだ。

VsKingJoepart2(6)

「ミサイル発射準備」
 淡々とした、しかし刃物のように鋭い隊長の声に、コクピットの全員が我に返った。弾かれたように風防から手元の制御装置に目を向ける。全員の両手がめまぐるしく動き、攻撃システムがセットアップされる。
「ミサイル発射。目標、敵機械構造体。宇宙人どもにこのDragonGunShipの力を見せてやれ」
「了解! ミサイル発射します!」
 GunShipの両翼下に装備されたポッドから二機のミサイルが投下された。空中でロケットに点火されると、二本のミサイルは凄まじい勢いで眼下の戦場へ加速してゆく。

続きを読む

スポンサーサイト
[PR]

FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
検索フォーム
アクセスカウンター
プロフィール

NANASI

Author:NANASI
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR